18歳の時に、父が海外旅行に連れて行ってくれたのです。
この時に、フランスの一流の文化に触れたのですが、
感性的にとてもギャップを感じたんですよ。
私が育った盆栽園の「和の文化の感性」、
いわば「引き算の美学」「余韻の美学」とは正反対の世界だ、
と思ったのです。
その時初めて自分の生まれた環境を客観的にとらえ、
盆栽を「古臭い」と考えるだけではなく、
日本文化の一つとして見られるようになりました。
山田香織(盆栽家・清香園五代目家元)
埼玉県さいたま市出身
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大宮盆栽村街歩き~作家展 @大宮盆栽美術館